平和研究所・宗務部:共催 緊急講演会

集団自決」の責任は誰に?

 今なぜ歴史教科書の検定修正か?

 

講師:山口剛史氏

(琉球大学準教授、「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」事務局長)

日時:2007年9月27日(木)午後1時2時半
場所:国際基督教大学本館2階 251教室 

会の冒頭で、金城重明氏(那覇中央教会牧師、渡嘉敷島集団「自決」体験者)の証言ビデオを上映します

 

 来年度から使用される高校の歴史教科書から「沖縄戦の実態について誤解する恐れのある表現」という検定意見により、沖縄戦における「集団自決」に日本軍が関与していたという記述が削除されました。沖縄県はこれに対し、保守、革新、行政責任者、一般市民、あらゆる立場を越えて一丸となって抗議をしています。県議会が、撤回決議を2回繰り返すという異例の事態となり、9月29日には検定撤回を求める大規模な県民大会が行われることが決定しました。なぜ沖縄の人々これほどまでに一致して反対しているのでしょうか。一方、政府側は今なぜ、歴史教科書を修正するのでしょうか。
 私たちは、沖縄の人々の問いと怒りを受け止めるべきではないでしょうか。同時に、今の日本で進んでいる歴史認識という名の情報操作の背景について、考えてみる必要があるのではないでしょうか。
 また、講師は今月ソウルで行われた第6回「歴史認識と東アジアの平和」フォーラムに出席されました。日、中、韓の歴史認識に関する草の根の取り組みについての最新のレポートもしていただきます。

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 <山口剛史氏プロフィール>

1971年福岡県生まれ,2004年より琉球大学教育学部にて勤務。現在同学部島嶼文化教育コース準教授 2006年12月に結成された「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育を進める会」事務局長 
主な論文・著書:「ちゃんと知りたい!日本の戦争ハンドブック」(青木書店)歴史教育者協議会編共著、「沖縄戦「集団自決」歪曲の動きとその問題点2005年以降の「沖縄プロジェクト」(単著)『飛礫』No.51(つぶて書房)など

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詳細お問い合せは宗務部:北原葉子 yokok@icu.ac.jp 0422-33-3323まで

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